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福岡県古賀市 家族葬 斎場 想庵 ブログ 離檀料とは?

2025.10.19 ご葬儀 終活

身内の死去に伴い、菩提寺との関係を見直す必要に迫られたことはありませんか?長年のお付き合いを解消する際に支払う「離檀料」について、戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、離檀料の基本的な知識から支払いの流れ、トラブル回避のポイントまで、離檀に関する重要事項を詳しく解説します。離檀のプロセスを理解することで、円滑な手続きが可能になり、故人を新しい形で供養できる環境を整えられるでしょう。

離檀料とは何か?基本的知識の整理

離檀料は、檀家がお寺との関係を解消する際に、感謝の気持ちを表すために支払う費用です。お寺との長年のお付き合いに対する謝礼であり、お布施の一種として位置づけられています。

ただし、離檀料の支払いは法的な義務ではなく、あくまでも任意の行為です。檀家とお寺の関係性や、地域の慣習などによって、支払いの有無や金額は異なります。

離檀料の相場と金額設定の要因

離檀料の相場は、地域性や寺院との関係の深さ、寺院の格式などによって大きく異なります。一般的な金額の範囲は、3万円から15万円程度とされていますが、法要を含めると20万円程度になることもあります。

金額設定の要因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 地域性(都市部か地方かなど)
  • 寺院との関係の深さ(代々の付き合いかどうかなど)
  • 寺院の格式(由緒ある寺院かどうかなど)
  • これまでの付き合いの程度(法事の頻度など)

離檀料の支払いは義務か?任意性の理解

離檀料の支払いは、法的な義務ではありません。あくまでも、お寺との良好な関係を維持するための任意の行為です。ただし、長年のお付き合いへの感謝の気持ちを表すために、離檀料を支払うことが一般的な慣習となっています。

離檀料の支払いを拒否したからといって、法的なペナルティを受けることはありません。しかし、お寺との関係性が悪化する可能性があるため、できる限り話し合いを重ねて、円満な解決を目指すことが大切です。

離檀料に関する最近の動向と変化

近年、核家族化や都市部への人口集中などにより、お寺との関係性が希薄になりつつあります。また、経済的な理由から、離檀料の支払いが困難なケースも増えています。

こうした社会的な変化に対応するために、一部のお寺では離檀料の減額や、分割払いの導入などの柔軟な対応を行っています。また、檀家とお寺の新しい関係性の構築や、時代に即した制度の変更などが模索されています。

離檀料をめぐる問題は、檀家とお寺の双方にとって重要な課題であり、今後も継続的な議論と改善が必要とされています。

続く

 

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